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『見えない雲』上映会、ルポです。

MIENAIKUMO.jpg


先日ちえのわハウスの神馬さんにお誘い頂き、
『見えない雲』の上映会に行ってきました。

私的な勉強会との事だったので、ブログでの告知は遠慮しましたが、
いろいろと考えさせられる時間でした。

前のブログでもご紹介しましたが、
『見えない雲』は、ドイツの文学作品。
今回拝見したのは、それを映画化したもので、

原発、放射能汚染、放射能への世代間の意識の違い、
事故がもたらす様々な問題などを、
14歳の少女を主人公にして語った作品です。


本国では教材として幾世代にも読み継がれているとのこと。

映画作品も、学生を対象にした上映会が開かれているらしく、
上映前はガヤガヤとうるさくしていた生徒達も、
一旦上映が始まると、ぐっと作品世界の中に入って
皆集中して、見ていたということです。


教材として取り上げ、
映画作品も学生に上映会としてどんどん見せていく、ドイツ政府と教育機関。

かたや、「原発安全神話本」を教材として子供達を洗脳し、
お金という妄想に取り付かれ、命への感受性を失っていく日本政府と、
言われるがままに状況を飲み続ける教育機関。

政府や関係機関の対応の違いがここまで両極に振れているのか、、と
思わず暗澹たる思いになりました。





この作品を見ての感想ですが、大きく2つあります。


1:
映画作品として、導入からエンディングまでとても見やすく、
より多くの人に見てもらえるような工夫がされていることに、
とても好感を持ちました。


作品を撮ったグレゴール・シュニッツラー監督自身、
文学作品にあった教材的な要素を見直し、
よりティーンエイジャーに共感を持ってもらう為に、
ラブストーリーを主軸にして展開していった
と語っていらっしゃるようです。

ともすると重くなってしまうテーマに対して
入り込みやすいステップの提示が明確にされているのは、
とても大事だな、と実感しました。

主人公を演じたパウラ・カレンベルクさんの迫真の演技も良かったです。
映画の質をしっかりと高めている。

恋人役のフランツ・ディンダさんも素晴らしい演技をされていた。

監督がおっしゃるには、役者の皆さんは、
この映画を作るにあたり、徹底して勉強し、討論し、
役を作り込んでいったのだとか。

それがよく伝わります。

ただ、やはり外国作品ということで、
これを日本人の我々が見た場合、
フィクションという要素が前面に出て来てしまう感があります。

作品中に出てくる「ABC警報(ドイツで定められている
A=核兵器、B=細菌兵器、C=化学兵器の攻撃を知らせる警報)」というのも、
知識がなければ分からないままスルー。

もうその時点でフィクション感は高まってしまう。

役者の方々も、主人公のカレンベルクさん、かわいい。

被爆し、放射能がどんどん体を蝕んでいく主人公をしっかりと支える
恋人役のディンダさんも、ただでさえ見目麗しいのですが、
その役どころの良さもあって、増々かっこ良くみえていく!
最後は私、キアヌ・リーブスにしか見えませんでした。

冒頭に出てくる学校内のシーンや、ホームパーティのシーンも
アメリカの青春ドラマを見ているよう。

そのあたりが、更にフィクション感を生んでしまって。。。

もちろん、当然ながら、この作品はフィクションです。
ただ、リアリティを想起させる、
ということが大事なテーマを扱っていると思うので、
これら、フィクション感を強める要素が少々残念だったのです。

恐らくドイツの学生にとっては、映画の中にリアリティが存在するので、
だからこそ皆,集中して見ていたのだと思います。


絵空事、とか、人ごとなのではなくて、自分の体験のようにして
作品世界に深く入り込めれば、よりリアリティをもって
原発、放射能と関わることができます。

疑似体験をする。

その導入としての映画作品、という観点で見た場合、
本当にとても大きな力になるメディアだからこそ、
この作品から多くを学んで頂きつつ、日本の映画人の方々に、
リアリティを伴う作品を、未来を担う若者達のために作ってほしい
と、強く思いました。




さて、2点目ですが、
この作品を拝見しながら、日本の中高生、大学生に思いを馳せました。
そして、学生の皆さんはどう思い、どう行動されているのか、
また学生の方々との語り合いを活発にしていきたい
と強く思いました。


ここ大磯で様々な方が開いて下さる勉強会やイベント、
それらすべての参加者は、30代、40代、それ以上の大人がほとんどで、
中にはお母さん方が小さなお子さんを連れていらっしゃることもありますけれど、
中高生の皆さん、大学生の皆さんがどう思われているのか、
私はその機会を持つチャンスに、今のところめぐまれていません。

有名な所では、14歳のアイドル藤波心さんのブログ、
ツイッタ―でも話題になり、まっすぐに問題を提起されている姿に
大きな反響がありました。


調べてみると、アクションを起こしている学生の方もいらっしゃいます。

名古屋の高校生、大学生の皆さんのアクション

子どもたち、私たちの未来のため、原発を今すぐなくそう!



大磯に住む学生の皆さんは何を感じ、どのように動かれたのでしょう。

未来を担う方々に、意見や思いを伺いたいと思っています。


==============================



ところで、この上映会には、Oさんと私、
ゆみこさんカーで連れていって頂いたのですが、車中盛り上がりました。

なにで盛り上がったのかすっかり忘れてしまったけれど(笑)、
なんだか大笑いして西湘バイパスを走っていたような。。。


笑うと、放射能を排出する成分、酵素が増えると言いますから、
楽しいひとときをくださったゆみこさんとOさんには、心から感謝です。

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