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“日本のエネルギー政策を考える”:船橋晴俊先生講演会、ルポです。

少し前のことになるのですが、
大磯の町議会議員渡辺順子さんがご企画くださった勉強会に
行ってきました。

お話しくださった船橋先生は大磯出身(!)の社会学者でいらっしゃるとのこと、

今は法政大学で研究室を持たれ、
再生可能エネルギー、環境政策の分野でご活躍されています。


この日のテーマは

「日本のエネルギー政策を考える」

原発がどのような問題点を抱えているのか、
福島の原発事故の原因、
そもそも日本に原発を設置することの問題点、
日本に大きな哀しみをもたらした原子力複合体の特徴、

そこに対する再生可能エネルギーの可能性、メリット、
今必要なアクション、

などをお話下さいました。


お話し頂いた中での要点を以下にまとめます。
特にこれは重要ではと思う所は太字色入れにしています。



=========================

●原子力エネルギーの抱える問題点


原発は通常運転をしていても深刻な問題を抱えている

1:絶えず放射性物質を空気中、海中に流している
2:被曝労働→絶対時間が限られているから正社員は抱え込めない。
       下請け、孫請けへの依存
3:放射性廃棄物の問題
 (炉心に近い高レベルの廃棄物はどうしたらいいのか誰も答えが出せない


ましてや、事故が発生すれば、甚大な被害が地球規模で広がる
原発は環境破壊型の技術で、災害は増幅される。

現に、福島は、原発がなければ、今頃は復興に向けて進めていた。


二重基準の連鎖構造




ちょっと漢字が続くと固いですが、大事なところです。
飯田さんはじめ、多くの方が指摘していますが、
ダブルスタンダードが連鎖して起こっていた。

下記はその具体例です。



●原発で作った電気は首都圏が使う=安全と便利を買う
 原発に伴う危険と核のゴミを地方に押し付ける

●お金をもらっている原発立地県は、危険な放射性廃棄物を、
 青森県に押し付ける

●青森は高レベルな核のゴミは他県への破棄を要求



。。。
無理なんですよ、結局。。と言いたくなる、
どうしようもないデフレスパイラルがあります。



●福島原発震災を考える



これはもう、ずさんな東電!とか、
立地がひどい、とか、
老朽化が、
想像だにしなかった津波が、など、
いろいろ言われているのですが、

船橋先生の指摘の中で

社会的多重防護が破綻した、という内容、今後を考える上で
大切だと思いますので、書いておきます。


まず、
1:原子力村と言われている、原子力複合体があるわけです。

  原子力でお金を儲けるのだ、という共通の目的の元に集まってきた
  方々の総称です。

2:地域独占、発送電統合、など
  お金がうまく電力会社に流れ込むシステムを作ります

3:巨大な経済力を持つようになり、それを武器に、
  政治、経済、メディアを支配します。


ここまではよく聞きます。

さて、更にです。
海外の方たちが「これは異常な組織構造だ」と指摘するのが、
以下。

●監視役の原子力安全・保安院は
原子力を推進する経済産業省の中の組織である。


チェックなんか厳しくするわけがない。。。

●原子力安全委員会は内閣府に設置され、推進側と人脈的に重なり合っている。

チェックなんか厳しくするわけがない。。。

裁判所も差し留め訴訟が起こった時に住民サイドに立った判決を怠る。



●原発事故を食い止める為に防護として用意されていたものが
ことごとく破綻している
んですね。

こういった強烈な状況の中で、
原発は推進されてきた。と。。。



さて、こんな背景をふまえ、
こういった狂気を許してきてしまった大人の1人として反省をしつつ、
再生可能エネルギーの未来を考えます。


再生可能エネルギーに関しては、
飯田哲也さんの講演会とも内容が重なりますので、
そちらをざっとご覧下されば良いかと思いますが、
非常に印象深かったのは、

地域間連携による再生可能エネルギーの普及拡大


というキーワード。


つまり、「エネルギーを地産地消でまかなおう!」
という発想にはもんだいがある
、ということなんです。

確かに需要と供給という面から考えると、問題があります。

●大都市=電気を作る場所が足りない。でも需要は多い

●地方 =電気を作る場所たくさんある!でも需要が少ない。


だから、東電等のセンターを介さず、地方で作られた電気を、
大都市が直取引をして、地方が潤うようなシステムを作り出す。

消費者はグリーンエネルギーを買う選択権が与えられる。


これは、大磯に住むアーティスト,山形さん
インタビューの中でおっしゃっていました。



ここなんですね。

そして船橋先生は、飯田哲也さんや、各関係機関とも連携し、
その実現を1日でも早くするために奔走されていらっしゃるとのこと。


素晴らしいじゃないですか!


『みつばちの羽音と地球の回転』のたかしくんが言っていました。

「生活はギリギリだけど、自分達の力でやってるしやれてる。」

と。そして上関原発が建設されないように、何十年も闘ってきて下さった。

地方で闘ってきて下さった方達は、
きっと他にもたくさんいらっしゃるのだと思います。

その人たちの生活が、
グリーンエネルギーを作り出すことで、少しでも楽になるなら、
そして大都市に住む人たちは、きれいな電気を買う選択ができるのなら、
それはもう完全にwin × winの関係です。

より良い社会の形を、ご呈示くださったこと、
力になりました。

先生のご尽力、渡辺順子さんのご尽力に感謝です。


私も微力ながら、ポジティブなうねりが強化される為に
動こうと、思いを新たにしました。








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Comment

TOKO | URL | 2011.09.10 23:40
船橋先生、前々からファンですが、やっぱいいですね~。
くどう | URL | 2011.09.10 23:46
私も初めてお話を伺いましたが、個人的にインターバルの時間にご挨拶に伺ったら、熱いお話をしてくださり、一気にファンに!

そうそう、大磯支部のブログ、字の色やサイズ等、見づらかったようで、ありがたいことに今日の勉強会でご指摘くださった方がいました。

とうこさんも、読みづらかったろうに、いつも激励コメントくださってありがとうございます!

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工藤未葉(大磯でデザインの仕事をしています。)
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