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上田昌文さんの講演会、ルポです。

IMG_5310.jpg IMG_5530.jpg



2011年9月10日、

NPO法人市民科学研究室代表の上田昌文さんをお迎えし、

「とことん知ろう!放射線のふるまい」

というテーマで、二宮支部の皆さんが主宰、大磯支部お手伝いで、
たいへん有用なお話しを頂きました。


以下ルポです。
情報量が多く、故にかなりの長文です。

皆さんが気になっていらっしゃるであろうこと、
僭越ながら、私の方である程度まとめて、まずは箇条書きにしました。

また、放射能に関する基本的な知識、
たとえばベクレルシーベルトなどの単位の説明、
各放射線の特質などは、省略いたします。

ご興味のある方は、リンクを貼りましたので、そちらからご覧下さい。


子育てに追われてお時間のない方、
たくさんいらっしゃると思います。

かくいう私もそうで、
朝の誰も起きていない時間や、夜中を使って書いていますが、
なかなかまとまった時間は取れないものです。。

ということで、お時間のないお母様、このブログをご覧下さっている皆様。
箇条書きをお読み頂くだけでも
ある程度、お分かり頂けるようにしてあります!

有用な情報をたくさんご教示くださいましたので、
ぜひご一読ください。


各項目の詳細は、箇条書きの後に
項目ごとに記します。


=================================

●今年のお米は、基本的に大丈夫。

●現在の原発から、東京神奈川に汚染された空気がやってくる心配は
 ないと考えて良い。マスク着用の心配無し、雨心配なし。

●内部被曝と外部被曝を合わせて10mSV/年を決して越えないようにする。(1ではなく10なのだそう)

●水、基本的に安心して良いが、ヨウ素若干出てるので注意必要。
 一番安心なのは逆浸透膜を通して濾過された水。

●牛乳は注意が必要。いろいろな産地が混ぜられている状況。
 日本酪農乳業協会のサイトに消費者からの要望に答える形で現状をアップしている。

●食べ物、注意が必要。こちらのサイトを参考してほしい、と上田さんからのお話。


●魚は、今後福島で爆発が起こらないと仮定して、1、2年後くらいが汚染のピーク。
 その後、汚染は落ち着く。

●ベクレルの数値の見方(どこからが安全でどこからが危険か)の目安を知っておきましょう。

●各放射性物質がどう悪さをするか知っておきましょう

●除染の状況は非常に厳しい。

●今一番問題にしなくてはならない緊急の課題は汚泥処理。

=================================




●今年のお米は、基本的に大丈夫。


これは嬉しいニュースですねーー!
主食が守られているというのは、実に嬉しい!

「今年のお米から高いベクレル数のものは恐らく出ないと思われます」

と、力強くおっしゃっていました。


以下、上田さんによる根拠です。


要は、
育つ時期と原発事故の起きた日との関係、
そして米という植物が持つ性質がポイント

なのだそう。


基本的にお米は、セシウムが移行する度合いがとても小さい植物なのだそうです。

これだけでも随分と嬉しい情報です。


日本では、主食であるお米を大事に思うが故に
随分と前からセシウムの値を計ってたらしいのですが、

その計測データによると、
大気圏核実験の影響でセシウムの値はずっと高かった。と。

そこからずっと値は低くなってきて、
チェルノブイリ原発事故の時に、
なぜか麦だけ飛び抜けて値が高くなっている。

なのに、お米は全然セシウム値が上がってない

これは、各穀物の生長時期と、原発事故の起きた時期との関係が
大きいらしいんです。

チェルノブイリ原発事故が起きたのは、4月26日の春先。
福島原発事故が起きたのは3月11日。

時期が春先で似通っています。

さて、セシウム値がグッと跳ね上がった麦は、その頃、
穂を出し、グングンと成長します。
そして、上から降ってきたヨウ素やセシウムを
成長に伴ってワッと吸う、と。




生長時期がかなり運命を左右するらしいんです。



その証拠に、今回の原発事故でも、
時期がずれた、岩沼、盛岡、札幌などの麦は
汚染が少ないとのこと。


米に関しては、全くもって生長時期がずれるので、
値は低いままなのだ、というデータが出ているわけです。


もっとも、完全に安心というわけではなく、
幾つかの県に100bq以下ですが数値が出ているとのこと。
こちらは、tsokdbaさんのブログが、かなり詳細なデータを載せて下さっています。



●内部被曝と外部被曝を合わせて10mSV/年を決して越えないようにする


この数字設定に関しては、様々な議論があることだろうと思います。


過去の動物実験、人間の体を調べた膨大なデータがある、そこから見ると、
ある量以上の放射線を浴びないと起こらないということが分かっている。

敷居値があるということだそうで、

上田さんは、今の状況を鑑みて、推奨されている1mSV/hは、大変難しいと。

ただ、発がん性リスクの確率など、過去の膨大なデータから、10mSV/hを決して越えない
そのレベルまで引き上げても良いのではないか、との見解でした。

ただもちろん、低い方が良いわけで、
水、食べ物の摂取の仕方に注意を向ける必要があるわけです。
それが以下。↓


●水、基本的に安心して良い。
 一番安心なのは逆浸透膜を通して濾過された水。




「大丈夫」と謳われていても、
もはやどの人もオオカミ少年に見えてしまう。。
疑心暗鬼になってしまう母、工藤でしたので、
これも、心からホッとした情報でした。



さて、今、ほとんどの地域で水の汚染は収まっているとのこと。
高い汚染区域に指定された飯館村も、
5月くらいから、ひとまず安全になってきているらしいです。

しかし、なぜ水が汚染されたかということを考えることが大事だということで、
原因の雨大半は雨だが、
汚染された土壌が激しい雨で流れ込み、水の汚染に大きく影響することも
見逃してはならないと。

セシウムは土にくっつくと簡単には離れないわけで、
これが今後も水の汚染に影響を与える可能性は充分あるとのことです。

ヨウ素も極微量の値だけど、未だに出ているので、
特に小さいお子さん、妊婦さんは用心するに越した事はない。

で、おすすめされていたのは、
逆浸透膜のフィルターで濾過されたお水でした。

私もこれは聞き知っていて、その後自分でも調べ、

今はクリスタルクリアウォーターを使用しています。

宅配エリアは限られていますが、大磯、届けて下さいます!


しかもしかも!

ウォーターサーバーがかわいい!!!

これはインテリア魂をくすぐりますよーー!


これです↓

ceramic.jpeg


うふふふ。陶器なんですネーーー!

しかも、無駄な電気を使わない常温タイプ。
東電不要のウォーターサーバーです!

我が家では利き水大会をしまして(といっても地味に夫婦2人で)
満場一致で(笑)、クリスタルクリアウォーターに軍配が上がりました。



●牛乳、魚、各食品について

牛乳はやはり相当気を付けた方がいい品目みたいですね。
うちではほとんど飲まなくなりました。たまに大地を守る会で
不検出のものを求め、インカコーヒーでオレにして飲みますが、
うーーーんん。美味しい。

やっぱり牛乳美味しいなあ、と。

ただ、息子はあまり飲みません。
来年から小学校ですので、給食。。。

どうしたものやら。。

今給食に対してしっかりと取り組んで下さっているお母様方の
奮闘を聞き知ると、本当に敬服の念でいっぱいになります。

お母さんはすごい!強い!
私もついていきます!

さて、それと魚ですが、
これからどんどんと汚染は広まり、1、2年後にピークに達すると。

●淡水魚=セシウムを吸い込みやすいので注意。
●貝類も値が高い。
●回遊魚もさばなど回遊しながら北海道までいくような魚は、
 水揚げは北海道となるので、産地での判断は危険。

しらすなど、海面に生息する魚は、初期は値が高いが、少しずつ下がっていく。
一方、ひらめやかれいなど海底に住む魚はだんだんと高くなる。


ということで、私はもう、魚の生態を詳しく分析する余力がないので、
大地を守る会の不検出リストに従ってお買い物をしていますが、
上記のようなことをふまえ、ピーク時は用心した方がよいのだと思います。


ただ、2年後には落ち着いてくる、というのは、これまた
とても嬉しい情報でした。



その他食品の摂取の仕方ですが、
まずは汚染の低いものを調べて食べるということがポイントで、

●きちんと計測を行っている販売業者を選ぶ、
●サイトで汚染データを確認する、
●放射性物質を効果的に排出する食生活をする、

など、このブログでも度々取り上げてきた内容でした。



食品から取り込んだ放射線は体内の各部位に到達し、
周辺の細胞を徹底的に痛めつけます。


もちろん体は内なる宇宙ですから、大変ポテンシャルが高い。

痛めつけられても修復してくれるわけですが、
その体を、私たちの意識でもってサポートしてあげなければ、
修復作業に追われ、疲弊してしまうわけです。

例えば私は今、このルポを書きながら、
無印良品のおこげせんべいをほうばり、
ほうじ茶を頂いているわけですが、

もう少し体の事を考えてあげるならば、
まずはペプチンを摂取し、何十分か後に、ゆっくりと逆浸透膜のお水を頂く、とか
そうしたほうが、体さんは喜んでくれるわけですね。



●ベクレルの数値の見方



これこれベクレル/1kgあたり

などと書かれていても、分かり辛い。

でも下記のように考えればまず間違いないみたいです。


3桁:多少汚れてる
4桁:かなり汚れてる
5桁:ただちに避難しなくてはならない値


例えば柏の78000bq/kg、恐ろしい数値なのだという認識が必要だと
おっしゃっていました。

ただ、どうでしょう。。。


放射能リテラシー、急激に高まったとはいえ、
5桁は避難!なんて言われてしまっても、
ただちに避難しない、もしくはできない方も多くいらっしゃる事でしょう。

なにか外からの後押しがないと、動けない事もある。

非常に難しい判断を一人一人に委ねられてしまっていて、
たいへん辛い状況だ、と深く溜め息をついてしまいます。


子を持つ親個人の調査力と決断力、
そして、政府の、国民の命への責任が、子供たちを救うことができる。

ただ、私たちも何かの力になれないのか。

そのことを考えながらこの記事を書いています。

今現在、福島周辺の検査は詳細だが、
それ以外のエリアは、調べられていない状況。

ただ、空間線量からある程度ではあるが、判断できる。
土壌が汚れている程、空間は高くなる傾向にある、比例関係にある。

とのことです。



●放射性物質がどう悪さをするか知っておきましょう



今回特にお話をされていたのは
ストロンチウムです。


ストロンチウムは半減期が30年と長い。
骨に沈着し、いったん入ってしまったら出て行かない。

ストロンチウムの人体に対する内部被曝の影響が
非常に大きいので、気をつけなくてはならない。

ストロンチウムが骨髄に入ると、
白血球を司る部位だから、免疫に関係してくる。

したがって、
重大な病気になってくる可能性が高い。

子供の体がだんだん虚弱になっていく
健康な子が2割、なんていう状態になってしまう。



ということでした。

なぜ、このストロンチウムに注意を払わなくてならないかというと、
飛散している可能性が高いらしく、

どのくらい飛散しているのか、という事に関しては、
文科省によって、8月の末から計測データが公開されている、

ただ、ストロンチウムは計測に時間がかかるので、
更に1ヶ月かけて計測がなされ、9月末にデータが公開される予定。

とのことです。


セシウム、ヨウ素、ストロンチウム、
それぞれ体内に与える影響は大きく、
特に子供達には辛い状態になってしまう。


チェルノブイリでは、子供達の甲状腺がんが、
5年後に多発、10年後ピークを迎えていました。

発症件数は、0歳から18歳までの子供を見ると、

事故前は7人
事故後は407

じつに58倍。

事故前は、健康な子供8割、病気を持つ子供2割だったのが、
今は健康な子供2割、病気を持つ子供8割と、
逆転してしまっている。

ベラルーシ政府は
甲状腺がん以外の病気は認めていないが、
消化器系、泌尿器系、循環器系が虚弱になる子供が
どんどん増えていく、とのことでした。

私見となりますが、

子供を大事にできる国家と国民であるかないかの差は
たいへんに大きいと思います。




子供の笑顔と眼の輝きは,地球の宝です。


あのとてつもない煌めきが私たちに与えてくれるエネルギーの強さは
はかりしれない。

各所で、教育機関と闘っているお母さんの、その孤軍奮闘ぶり、
いのちへの愛、敬意以外のなにものでもないでしょう。


一方、子供の命と向き合っている教育機関の怠惰な対応、
その罪深さたるやいかばかりかと、私はなによりこれが許せません。

ただ、それも、組織人というものが個の意志を剥奪され、縛られてしまった
哀しみなのかもしれぬ、とも思います。

建設的に子供達の未来を作り合うパートナーとなれれば、と思いながら
行動していきたいと思っています。




●除染の状況は非常に厳しい。




食べ物の汚染がどう進んでいくかということを考える上で、
土の汚染を考える事が重要。


土の中に何センチ深くセシウムが入っているか、
チェルノブイリの例でいうと、
10年後ほとんどが表土から2cmのところでセシウム汚染がとまっている

セシウムは土にしっかりついて離れない。

上田さんの見解によれば、福島県の除染は、ほとんど無理なのではないかと
危惧している、とのこと。

たとえ除染で来たとしても、削ってしまった農地の表土5cmは
農業をする上でとても重要。

その表土を短期間に取り戻す事は難しい。

また、除染した甚大な土を、どこへ持っていくか、
どこに保管するか、とても難しい。

全地域の除染を一気にできるはずもなく、
2、3年畑を耕す事ができずに除染を待たされたら
多くの方は農業を辞めてしまうのではないか

また、山林はそもそも除染はできない、
立ち入り禁止になったままずっと放置という現実も起こりそうだ


そのような見解でした。




●今一番問題にしなくてはならない緊急の課題は、汚泥処理。



汚泥処理は待った無し。
焼却場、浄水場に、甚大な量がたまっている。

また、恐ろしいベクレル数のものが出てきているのに、
その保管場所がなくなってきている。


これに関して、厚生労働省から指針が出たが、

これは指針と呼べるのかどうか、とおっしゃっていました。

8000~100000ベクレルのものは
セメントで固めて、コンクリートの容器に埋めて適当な所に埋めて下さい
場所は自治体で決めて下さい、というような内容。


北関東全域待った無しの状態なのだということで、

この汚泥処理、消却灰の問題はかなり深刻です。

ここからは上田さんのお話を受けての私見ですが、
汚泥処理、深刻だと思います。

先日横浜で汚泥を海へ流すとして、大きな反対運動があり、
今現在“凍結”ということで、一旦見送られていますが、

あまり知られていないのですが、
東京、羽田空港付近、ひどいことになってます。
このデータはご覧下さった方が良いと思います。

東京都は既に羽田沖の中央防波堤に汚染された焼却灰等を埋め立てている状況で、

都廃棄物埋立処分場での放射線量率(γ線)等測定結果

によれば、
8月末の時点で、すでに0.7μSV/hの値が出ています。


いったいどうすればよいのか。

私は今現在、ブログでこの状況をお伝えする術しか持ちませんが、

上田さんは、各市町村、行政で即座に解決していく必要がある、と
言及されていました。

具体的な対応策が待たれます。





以上、長かったのですが、これでルポを終わります。


野呂美香さんのルポも、ただいま鋭意編集中です。



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Comment

秦野市在住 a.u | URL | 2011.09.25 10:01 | Edit
大変参考になりました。
ありがとうございます<(_ _)>

ストロンチウムも飛んでいるのですね、やはり。
どうしてヨウ素、セシウムと併せて調べてくれないのか気になっていました。
骨に属すると言う知識で=魚(海の物)と言うイメージで、地上には少ないのかと希望的観測でいました(=_=;)
益々、気を引き締めていかないと。

給食は一通り調べてみたところ、不安が拭い去れないので、学校、幼稚園共に止めて毎日お弁当持ちです。(牛乳は5月から止めています)
毎日どれだけ大変かと思いましたが、不安に思う気持ちよりは随分と楽に感じます。
それでも、家庭からの食材がどれだけ安心出来る物かも保証はありませんが…。

放射性汚染廃棄物の投機については、私も横浜市に電話をしましたが、この先も問題解決をしたわけではないので、不安が残りますね。
一体どうしたらいいのか、日々の生活でも手一杯なのに、途方に暮れます。

早くストロンチウムの数値を確認したいですね。
くどう | URL | 2011.09.27 09:34
秦野市在住さん、
いやぁ、ほんと、
そろそろ会ってじっくり話したいですよね!

私はプルトニウムもかなり気になっています。

上田さんは心配ない値だとは仰るが、
プルトニウムはアルファ線が短く
検出し辛いと聞き、
本当に大丈夫なのかな‥と思ってます。

アメリカやハワイでも福島原発由来のプルトニウム
、値が急上昇していますから、(知人にデータを見せて頂きました)
本当に大丈夫なのかと‥

現代ビジネスでも取り上げられているし、
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/18245

なんとも‥

それに、この事態に対して無反応な方たちとの関わりも
正直、だんだんストレスですね‥

このあいだ主人と、うちらみたいな考えを持っている人って
やっぱりまだまだマイノリティなんだろうか、という話をしていたのですが、
「クラスという単位で考えてみて、ひとクラス40人だとしたら
やっぱり‥2、3人かな‥」

「そんな気がする」

なんて話で、
やたらに2人で「だろうなー‥」

を連呼してました(笑)

それだけに、同じく問題意識を抱え、
前向きに取り組もうとされている秦野市在住さんの存在は
大きいです!

家がまだまだ出来上がらず、
アトリエとサンルームができるのは来年‥

だけど、出来上がった暁には、
がっつりトークしたいです!

またいろいろ教えてください!
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工藤未葉(大磯でデザインの仕事をしています。)
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